入野賞

若い作曲家のための国際作曲コンクール

第40回入野賞(室内楽部門)2019、選考結果

Irino Prize Winners

 

作曲家 ジェシ・ブロークマン (1985年、オランダ)
受賞作品

8楽器のための「Narrow numerous」
(fl, cl, 2-vl, vla, vc, pf and perc)

演奏時間 20分
   
作曲家 ウトク・アシュロール (1986年、 トルコ)  
受賞作品

8人の奏者のための「Und」
(fl, cl, vl, vla, vc, pf and 2-perc)

演奏時間 10分
   
 [略歴:ジェシ・ブロークマン]
ブロークマンは、2005年から2013年にかけてアムステルダム大学で哲学を、ユトレヒト芸術学院においてB.WoofとJ.Tammingaに作曲と音楽テクノロジーを、シュトゥットガルト音楽院でM.Stroppaのもと作曲を学んだ。 彼は、ハンブルク・オーケストラ、ナイケル・アンサンブル、アサセロ弦楽四重奏団、ゲンディン・ガムランアンサンブルなど多くのアンサンブルのために作品を書いており、また、ガウデアムス音楽週間、ウィーン・モダン・フェスティバル、トンブルイネル・フェスティバルなど国際的な音楽祭で作品が演奏されている。
[略歴:ウトク・アシュロール]
イスタンブール州立芸術大学(MSFAU)で音楽の勉強を始める。グラーツの芸術大学で学んだ後、さらにフライブルク音楽大学へ進む。彼は、C.Gadenstatter, G.Pesson, G.F.Haas等といった作曲家のもとで作曲を学び、近年にはスタンフォード大学博士課程に在籍しB. FerneyhoughとJ.Bergerに師事している。 彼の作品は、国際ガウデアムス賞(2015)やオーストリア連邦作曲賞(2016)など世界各国で高い評価を受けており、パリのIRCAMやISCM世界音楽の日々、ガウデアムス音楽週間などオランダ、韓国、ドイツ各地等での現代音楽フェスティバルにおいて演奏されている。楽譜は、ベルリンのGRAVIS社から出版されている。
-The Result of the 40th IRINO PRIZE for Chamber Music, 2017

第40回入野賞審査委員会は、2019年9月25日、JML音楽研究所にて開催されました。
第40回選考委員:松平頼暁、田中聰、莱孝之、 たかの舞俐、三輪眞弘、鈴木治行(委員長)、成本理香
応募作品:35作品(16カ国)
賞金:20万円 (上記2名の受賞者により分割)


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