入野賞

若い作曲家のための国際作曲コンクール

<第39回入野賞(室内オーケストラ作品)2018、選考結果>

Irino Prize Winners

作曲家 マリソル ヒメネス
(1978年生まれ。メキシコ出身、ドイツ在住)
受賞作品 「XLIII 生きている記憶」
演奏時間 11分30秒
 <プロフィール>
Marisol Jiménezは、メキシコのグアダラハラ出身、現在ベルリン在住の作曲家で、「深く、原始的な音楽対話を形作る作家」と表現されている。彼女の作品は、原始的な要素とテクノロジーの要素がぶつかりながら、音作りにおいて触覚的プロセスを持つ強い魅力と、音楽的構造におけるエントロピー的相互作用を表わす。それらは、力強く感覚に訴え、そして、湧き上がるようなエネルギーを追求している。彼女の作品には、数多くの室内楽作品や電子作品、サウンドおよび多様な素材からなるインスタレーション作品などがあり、多くのアコースティック、エレクトロニック、ミクスト・メディアの作品は、自身で制作したサウンド彫刻やファウンド・オブジェクト、そして自分のフィールド・レコーディングや即興演奏、およびパフォーマンスによって収集された音素材によるものである。2005年にアメリカカリフォルニア州オークランドのミルズ・カレッジで芸術修士号を取得、2011年スタンフォード大学で作曲博士号を取得。Jimenézは、国立芸術文化財団(FONCA)のメキシコ国立芸術クリエイターのメンバーであり、作品は、ヨーロッパ、米国、メキシコで新しい音楽をリードするアンサンブルや演奏者によって委嘱、演奏されている。
-The result of the 39th IRINO PRIZE for Chamber Orchestral work, 2018-
第39回入野賞審査委員会は、2018年10月1日、JML音楽研究所にて開催されました。
第39回選考委員:湯浅譲二、松平頼暁、田中聰、莱孝之、たかの舞俐、三輪眞弘、鈴木治行(委員長)、成本理香
応募作品:34作品(15カ国)
賞:50万円と賞状

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